朝倉彫塑美術館
日暮里にすごい美術館があると家内がいう。それじゃ』行って見ようということで、10時半前に家内とで出かける。11時過ぎには日暮里へ。
朝倉美術館・谷中銀座めぐりを家内と愉しむ。夜遅いので続きはあとで。御殿坂を酢こそ登ると、右には立派なお寺がいくつも建っていて、左に谷中霊園がある。十字路を左に曲がり歩くと、目指す朝倉彫塑館がありました。
ここは日本彫塑界の最高峰である朝倉文夫先生の記念館です。当館には、数多くの彫塑原型、コレクション、作品が展示されていました。天井が高いアトリエには、いくつもの作品がある。
正面の「墓守」は、守衛さんのように、眼光鋭く入館者を見下ろしているようなきさえします。右手には少女の裸像が立ち並び、ガラス越しにアトリエに入る秋の日差しが、より一層少女達の立像に柔らかみを与えています。作品には触りませんが、温もりさえ感じられました。
青年の裸像も、ギリシャの彫刻のように逞しくい。上半身の坐像も、精緻な写実で感動しました。この美術館は、朝倉先生が24歳の時に立てた住居が始まりで、次々と増築したそうで、アトリエ、日本庭園、数奇屋造りの部屋などが一体となっている。
彫塑館がぐるっと廊下や部屋でつながり、中央に自然の湧水を利用した庭園がありました。朝倉先生は自己反省の場として設計されたとのこと。この庭は「五典の水庭」と呼ばれていて、儒教の五常を象徴した「仁・義・礼・智・信」の巨石が配置されていました。
「仁」仁も過ぎれば弱となる
「義」義も過ぎれば頑となる
「礼」礼も過ぎれば諂となる
「智」智も過ぎれば詐となる
「信」信も過ぎれば損となる
人間は、その生き方に狂いを生ずると迷いもまた多くなったり、ものの本質を見極めにくくなるそうです。朝倉先生はそうならないために、年をとるごとに著名になるに従って陥りがちな観念的思想への自己警告の意味から、この水庭に儒教で言う五常を造形化したとのことです。
朝倉先生の彫塑の造形は、すべてに精緻な写実的技法を駆使しています。ブロンズの裸婦や青年の像にも、優しい肌の温もりが感じられます。2階にはいくつもの和室があります。
和室の袖に肘をかけて中庭を眺めていると、時間の流れが一瞬、止まったような感じさえします。おおきな欅の丸い卓では、来客をもてないたのでしようか。天井が埋もれ木の板で、美的感覚の鋭さには驚きです。
玄関の二階には、猫の像が沢山ありました。猫流が好きで十五.六匹も飼っていたそうです。谷中に猫が多いと言われたのは、そういう事からななあと。猫の表情が物凄く写実的で、ねずみを捕らえた猫は、いまでも動くような気さえしました。
三階は屋上で、オリーブの木や、ばらや草花が植えられています。そこからの眺めも味わい深いものがあります。平屋の住宅のあちこちに、お寺の木々が多かった。
完全な写実的な彫塑を造り上げる朝倉先生の「五典の水庭」の五常に、人間として学ぶべきことが多いことを知らされました。
朝倉美術館・谷中銀座めぐりを家内と愉しむ。夜遅いので続きはあとで。御殿坂を酢こそ登ると、右には立派なお寺がいくつも建っていて、左に谷中霊園がある。十字路を左に曲がり歩くと、目指す朝倉彫塑館がありました。
ここは日本彫塑界の最高峰である朝倉文夫先生の記念館です。当館には、数多くの彫塑原型、コレクション、作品が展示されていました。天井が高いアトリエには、いくつもの作品がある。
正面の「墓守」は、守衛さんのように、眼光鋭く入館者を見下ろしているようなきさえします。右手には少女の裸像が立ち並び、ガラス越しにアトリエに入る秋の日差しが、より一層少女達の立像に柔らかみを与えています。作品には触りませんが、温もりさえ感じられました。
青年の裸像も、ギリシャの彫刻のように逞しくい。上半身の坐像も、精緻な写実で感動しました。この美術館は、朝倉先生が24歳の時に立てた住居が始まりで、次々と増築したそうで、アトリエ、日本庭園、数奇屋造りの部屋などが一体となっている。
彫塑館がぐるっと廊下や部屋でつながり、中央に自然の湧水を利用した庭園がありました。朝倉先生は自己反省の場として設計されたとのこと。この庭は「五典の水庭」と呼ばれていて、儒教の五常を象徴した「仁・義・礼・智・信」の巨石が配置されていました。
「仁」仁も過ぎれば弱となる
「義」義も過ぎれば頑となる
「礼」礼も過ぎれば諂となる
「智」智も過ぎれば詐となる
「信」信も過ぎれば損となる
人間は、その生き方に狂いを生ずると迷いもまた多くなったり、ものの本質を見極めにくくなるそうです。朝倉先生はそうならないために、年をとるごとに著名になるに従って陥りがちな観念的思想への自己警告の意味から、この水庭に儒教で言う五常を造形化したとのことです。
朝倉先生の彫塑の造形は、すべてに精緻な写実的技法を駆使しています。ブロンズの裸婦や青年の像にも、優しい肌の温もりが感じられます。2階にはいくつもの和室があります。
和室の袖に肘をかけて中庭を眺めていると、時間の流れが一瞬、止まったような感じさえします。おおきな欅の丸い卓では、来客をもてないたのでしようか。天井が埋もれ木の板で、美的感覚の鋭さには驚きです。
玄関の二階には、猫の像が沢山ありました。猫流が好きで十五.六匹も飼っていたそうです。谷中に猫が多いと言われたのは、そういう事からななあと。猫の表情が物凄く写実的で、ねずみを捕らえた猫は、いまでも動くような気さえしました。
三階は屋上で、オリーブの木や、ばらや草花が植えられています。そこからの眺めも味わい深いものがあります。平屋の住宅のあちこちに、お寺の木々が多かった。
完全な写実的な彫塑を造り上げる朝倉先生の「五典の水庭」の五常に、人間として学ぶべきことが多いことを知らされました。
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